一度は富岡への想いを断ち切ったゆき子だったが、富岡の突然の訪問によりまた元の木阿弥状態で、二人は伊香保温泉へと向かう。が、そこで出逢った飲み屋の若妻おせい(岡田茉莉子)に富岡はゆき子がそばにいるにもかかわらず手を出してしまう。うーむ、これって男の性なのか?!金も地位も商売の才覚もない不実の男富岡がこれほどにいい女に好かれる理由はなんなんだ?!
実はこの映画、うら若き岡田茉莉子(1933〜)を観たくて選んだのだった。
尖った生意気そうな顎。視点の定まらない眼差し。つっけんどんな物言い。それらの総体としてのモダンなルックス。出演場面は少ないが、十分に存在感があって、よかったなー・・・。
伊香保温泉で富岡の裏切りに愛想を尽かして東京に戻ったゆき子が、またも未練たっぷりに富岡の住む家を探して訪ねると・・・そこにはおせいが・・・。
女の意地ってやつですかい?!