夜ごとの美女

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2005年 12月 04日

テレサ・ラッセル(Theresa Russell)「KAFKA 迷宮の悪夢」(1991年)

昨夜の木住野佳子の「プラハ」にインスパイアーされて、ボクは見知らぬプラハの迷宮に迷い込んでしまった・・・。
テレサ・ラッセル(1957〜)はいつも官能の迷宮にいるようだ。初めて見たニコラス・ローグ監督(テレサの夫ね)の「ジェラシー」(1979)ではアート・ガーファンクルを虜にしながら頽廃の街ウィーンを彷徨していたっけ。それからボブ・ラフェルソン監督の「ブラック・ウィドー」(1986)でもしかり・・・。
さて、この映画の公開当時の惹句「プラハ、午前0時2分前。 暗闇を影が走る……」はいかにも謎めいていて、主人公の作家カフカをジェレミー・アイアンズ、その他アレック・ギネスやイアン・ホルムといった名優たちが脇を固め、モノクロの映像が“謎の城”の中で突然カラーに変わったりといった、スティーヴン・ソダーバーグが「セックスと嘘とビデオテープ」(1989)の成功の余勢を駆って撮ったスタイリッシュな映画だった(全編に流れる民族楽器のシンバロンがいかにもだったり・・・)が、公開時に観た記憶はそれこそ迷宮入りで、残念ながら実際これは大ごけだったようだ。で、観返してみて確信したのだが、せっかくテレサ・ラッセルを起用しながら、そこには迷宮に必須の官能が欠けていたのだった。

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テレサは実は官僚社会の破壊を目的とするアナーキストの一味。
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“謎の城”の中ではマッド・サイエンティスト、ムルナウ博士(イアン・ホルムが嵌っている)の人体実験により不穏分子は洗脳され・・・。
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最後まで抵抗したテレサは抹殺される・・・。

by nightly | 2005-12-04 23:00 | 亜米利加の女優 | Comments(6)
Commented by kugayama2005 at 2005-12-05 12:45
テレサを抹殺したムルナウ博士は、フリードリヒ・ウィルヘルム・ムルナウのパロリだね。ドイツ印象派はどうしても避け難いとおもって、ムルナウの「サンライズ」は見たが、やっぱりアメリカ資本で撮るとだめになっちゃうのか感心しなかったョ。ジョン・フォードがムルナウのまねっこしたのは周知だけれど、黒澤もそうとうフォードしているので、すなわち黒澤の源流はムルナウだと思うけどね。
Commented by nightly at 2005-12-05 17:09
まったく、あきれかえるほど貴君は物知り博士だねー・・・!これでも褒め言葉っす!!
Commented by kugayama2005 at 2005-12-06 12:59
ちょっちょっ、いきなりワルシャワには行きすぎ。今夜はやっぱりウィーンあたりに泊まりたいね。第三の男以前のウィーンを描いた映画ってあるんだろうか。興味んしんし。・・・ところで昨日書いた「ドイツ印象派」は「・・・表現主義」の間違えでしたよ~ん。
Commented by nightly at 2005-12-07 00:33
プラハな映画、色々あれど、今手元になく、改めて、いつの日か・・・?!貴君のタルコへの旅のようにはいかない。
Commented by kugayama2005 at 2005-12-07 04:06
ちょっちょっ、そのあたりから北上して来るんじゃないでしょうね。今、スウェーデン祖国防衛軍に出動依頼を出したところですが・・・ははは。
Commented by nightly at 2005-12-07 09:51
そうか!北欧か!!手持ちのネタは沢山ありそうだぞ!!!貴君はなんて親切なんだろう!!!!・・・ふふふ。


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