夜ごとの美女

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2006年 01月 12日

原節子(Setsuko Hara)「河内山宗俊」(1936年)

日本映画界における魔女の草分けといえば、ボクは臆することなく原節子(1920〜)を名指ししたい。1951年の黒澤明作品「白痴」における原節子の何かに憑かれたような演技と、カメラマン・早田雄二が撮ったあの有名な雪の中での黒いマントをまとった原のスチール写真を見れば一目瞭然であろう。
さて、前置きはここまでにして中山貞雄の「河内山宗俊」である。結果的に中年不良の河内山宗俊と金子市之丞という二人の男を死へ向かわせるお浪を、まだ15、6歳の原節子が演じている。まだ初々しく、可憐な原は宮崎駿の「魔女の宅急便」のキキのように、魔女の修行中なのであった。

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やくざの用心棒の浪人・金子市之丞はなにかとお浪に親切・・・。
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河内山宗俊とお浪が初めて出逢う。
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遊び人の弟・広太郎を捜すお浪。
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自分を巡る河内山宗俊と金子市之丞のけんかを止めようとして、お浪は指に傷を負う・・・。
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たった一人の身内の弟・広太郎が・・・。
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自分勝手な広太郎を殴ったお浪だったが・・・。
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外には綿のような雪が・・・。

by nightly | 2006-01-12 18:27 | 日本の女優 | Comments(5)
Commented by 久我山散人 at 2006-01-12 21:59 x
え〜!!これを出すの〜、やめろ〜、泣いちゃうゾ〜
Commented by kugayama2005 at 2006-01-13 09:11
>結果的に中年不良の河内山宗俊と金子市之丞という二人の男を死へ向かわせるお浪
そうか〜そういう観かたがあるのか〜
もともと死に場所を求めていて、なんとか理屈をこじつけたのかと思っていたが・・・
Commented by nightly at 2006-01-14 10:24
もしかして、この時、中山貞雄には死の予感があったのだろうか?・・・時代が時代だもの、あったんだよね!
Commented by kugayama2005 at 2006-01-14 12:10
1936年は、ボクのブログの「オズの魔法使」で書いたように、ハリウッドでは「オズの魔法使」と「風と共に去りぬ」の年で、日本では2・26事件の年なんだ。中山の死は97年だからじゅうぶん死の予感はあたっと思う。
Commented by 謎の三文字☆村石太&中村 at 2012-05-19 10:20 x
川内山宗俊 この映画も 人気あるようですね。時どき プログで拝見します。映画同好会(名前検討中 画像 原節子 で 検索中です。原節子さん 美人ですね。今 動画で 原節子で検索して、青い山脈を見ています。
世界的 歴史的 美女を 探す会(名前検討中 原節子を語る会


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