夜ごとの美女

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2006年 02月 14日

大谷直子(Naoko Otani)「肉弾」(1968年)《夜ご美de純愛-2》

映画職人・岡本喜八の紛れもない傑作。敗戦の色濃い戦争末期、特攻隊員に選ばれた一人の青年・あいつに扮した寺田農の奇跡のような演技と彼を取り巻くきら星のような助演人が素晴らしい。この映画でデビューした大谷直子(1950〜)も素朴で初々しい。
いつも言い訳がましいが、やっぱりなんだかんだと観ているATG作品、その中でボク的には一番好きな映画。何かファンタジーのような映像と牧歌的かつコミカルな演出で低予算を逆手にとって極上のエンタテイメントに仕上げながら、戦争のばかばかしさを痛烈に笑い倒している。
この映画の最後の方でドラム缶に入って漂っているあいつに戦争が終わったことを告げるオワイ船の船長役の伊藤雄之助のとぼけた演技が味わい深い!良い役者だったなー・・・。

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この映画のタイトル文字が、僕は大好きだ!

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ヒロインの少女(大谷直子)は女郎屋の女主人。

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いきなり神にされたあいつに与えられた自由な一日。あいつは人間らしいことをしたいと、女郎買いにやってきたのだが・・・。

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あいつはてっきりこの少女が相手になってくれると思ったのだが・・・。

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違った・・・。

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再会した二人は・・・。

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これは一人たこつぼの中であいつが見た白日夢。
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これはネズミ(あいつ)とウサギ(少女)の一日限りの純愛物語でもあるのだ。

by nightly | 2006-02-14 21:00 | 日本の女優 | Comments(4)
Commented by kugayama2005 at 2006-02-15 00:06
ATG、ATG。やっぱりオヤジが言い訳しながら観るんだろうねえ。うははは。
Commented by nightly at 2006-02-15 10:57
うははは。その通り!
Commented by lalaki at 2012-02-02 12:30 x
例えば、海外に居住している私としては、黒澤明を一番評価していないのは、日本人であると、ヒシヒシと感じ。。。。同じように、岡本喜八の才能に関しての低評価は目を覆わんばかりであります。。。。

彼の才能に関して、ちゃんと資本を出す側が積極的に評価があれば、どんなに凄い傑作を生んだだろうかと。。。ATGの条件でこの傑作なのであります。

市川崑に角川がついたようなことが、岡本喜八にもあったら、、、旧ソ連のモス・フィルムがクロサワにポ~ンと国家資本を出したようなこと(デルス・ウザーラ)があったなら、、、、直子嬢ももっとスーパー・スターに、寺田農ももっとスーパー・ヒーローに。。。。
Commented by nightly at 2012-02-09 23:51
lalakiさん、こんばんは
仰るとおりだと思います。
こと映画に関しては我が日本国では、職人肌の監督はおしなべて評価が低いような気がします。
ボクにとって映画はやはりアートではなくエンタテイメントなので、職人肌の監督が肌に合います。まさに岡本喜八がそうなのであります。


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