「RCA女性ヴォーカル1000シリーズ」の、ボクとしては一番期待していたのがベニー・グッドマン楽団の歌姫、ヘレン・ウォード(1916〜1998)がゲストで参加しているこのアルバム。リーダーは実はクラリネットのピーナッツ・ハッコーで、ヘレンは12曲中7曲で歌っている。なんと言ってもリーダー・アルバムが少ないヘレンのこと、こういうちょっと反則な扱いも良しとしよう!
グッドマン楽団在籍時代から20年近く経過したヘレンの歌は、当然のことながら大人の貫禄が溢れていて、ジャズの愉しさを充分味わうことができた。
[ヘレン・ウォード(Helen Ward)「THE COMPLETE ON COLUMBIA」(1934〜53年)]
[ヘレン・ウォード(Helen Ward)「グディ・グディ」(1935〜36年)]