夜ごとの美女

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2008年 12月 07日

グレイス・ケリー(Grace Kelly)「上流社会」(1956)

今宵は微熱おやぢからいきなり発熱おやぢになってしまい、どうも美女を迎える環境ではないけど、以前知り合いのブログで話題になったコール・ポーターの名曲“トゥルー・ラブ”のオリジナルを観ようと、久しぶりに「上流社会」の登場となった。そういえば、グレイス・ケリー(1929〜82)はまだ「夜ご美」にお迎えしていなかったんだっけー・・・。
さて天下の美女グレイス・ケリーの女優最後の出演作品は、40年にキャサリン・ヘップバーン、ケーリー・グラント、ジェームズ・スチュワートの共演で映画化して大ヒットしたフィリップ・バリー原作の『フィラデルフィア物語』のリメイクで、グレイス・ケリーに絡む男優人はビング・クロスビー、フランク・シナトラといった大物歌手たち。しかも、物語の狂言回しを演ずるサッチモことルイ・アームストロングも加わってのミュージカル仕立て。で、この映画に曲を提供したのがコール・ポーターだったわけである。
映画のストーリーは語るまでもないが、グレイスを巡る3人の男たちの恋のさや当て!と、身も蓋もない(!?)言い種で恐縮です。結果として一度離婚した富豪のビング・クロスビーと元の鞘に収まる筋立てには今ひとつ説得力に欠ける、ボクとしては何だかなーと、大いに不満なのだった。
だからボクにとってはこの映画はグレイス・ケリーのスレンダーでエレガントな美しさを堪能するためにあると言っておこう・・・かな?!



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離婚した元夫のデクスター(クロスビー)がトレイシー(ケリー)の再婚祝いに贈ったプレゼントは、かつて二人が新婚時代クルージングを楽しんだヨット「真実の愛」号の模型だった。

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夜のしじまにコール・ポーターのむちゃくちゃロマンティックな名曲“トゥルー・ラブ”をおもむろに歌い始めるビング・クロスビー・・・。

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昔だったら「真実の愛」なんて馬鹿言ってんじゃないぜい!と鼻も引っかけなかったかもしれないが、今なら「真実の愛」って、口に出しちゃうな!それって、単に寄る年波に呑まれちゃったせいかも・・・!?

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ここでグレイス嬢がデュエットで参加するのね。当初は制作陣は吹き替えを予定していたそうだが、グレイスのたっての希望で、唄の特訓を受けた後、自前で歌ったのであります!これだけでこの映画、価値があると思うのですが、何か?

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・・・と、夢心地のグレイス嬢は美しすぎる!のだったとさ。

by nightly | 2008-12-07 19:11 | 亜米利加の女優 | Comments(14)
Commented by 門前小僧 at 2008-12-07 22:17 x
はい!はい!。ハイ、ハイソサエティ!
この映画なにも言うことはありません。
グレースケリーも、ビングクロスビーも、シナトラもサッチモも、コールポーターもじぇ~~んぶ好きですぅ!
このヨットの回想シーンも勿論おきにいりですが、最後のほうのシーン。プールサイドで、グレースがシナトラに、「あなたのポケットにいれて!」のシーンがめちゃめちゃ好きですねぇ~~。あのグレースがこのお言葉。思い出すと未だに全身が震えます。
もうひとつのおきにいりは、パーティの最中隠しバー(?)セットでのクロスビーとシナトラのかけあい。この大物2人のコーラスは見ものです。

映画ではいわゆる「メリッジブルー」役のグレース。そして現実では、もう直ぐモナコ王妃の彼女。そして生まれも上流社会。シンクロしているみたいで興味深い。

私の好きなミュージカル、5本指にはいります。
Commented by 門前小僧 at 2008-12-07 22:23 x
つぎは、ヒッチコックの「裏窓」、みせてください。
Commented by June at 2008-12-07 22:58 x
グレース・ケリーはお初なのですか! nightly さんの好みではないのかしら~(笑)。 私もこれを観て、グレース・ケリーって細い!と思いました。まっすぐに伸びた肢体とでもいいましょうか。ちょっと意外でした。このグレース・ケリーにシナトラは合わんでしょう、と思いながら観た記憶があります。ビング・クロスビーのほうに落ち着いてくれてよかった。でも、年齢差がかなりありますかね。「トゥルー・ラブ」は美しい曲ですね♪
Commented by nightly at 2008-12-08 21:55
Juneさん、ボクの好みでないわけがありませんよ!たまたま出しそびれていただけですぅ。こういう美女の相手役って、オードリーもそうですが、年寄りでないとファンが納得しないんでしょうね。
Commented by kugayama2005 at 2008-12-09 01:03
>美女の相手役、年寄りでないとファンが納得しない
ぢゃなくて、夜ご美君、チミが納得しないだけぢゃないか〜?
で、う〜ん、この映画は良さげだ!、でも見てない。
今急に「ラムの大通り」を見たくなったよ。あれって持ってないのでしかたないから「冒険者たち」でも見ようか。・・・今宵も意味不明。

Commented by nightly at 2008-12-09 07:02
はい!はい!門前小僧さん、カリプソなハイソサエティ!ご機嫌ですね!!やっぱりコール・ポーターはアメリカのよき時代の偉大な作曲家ですねー・・・つくづく。
ちなみに、門前小僧さんの5本指にはいる残りの4本って、何でしょう?
Commented by 門前小僧 at 2008-12-10 20:30 x
>残りの4本って、何でしょう?
この質問が来るのを恐れてました。(候補も考えてなく適当に5本と言ってしまったので)
それで、この映画を含め5本を、以下のおきにいり基準で選んでみました。

【すきなスタア】
 フレッド・アステア
 ジーン・ケリー
 (女性を入れると複雑になりすぎるため割愛)
【好きな作曲家】
 アーヴィング・バーリン
 コール・ポーター
 ジョージ・ガーシュイン
【好きな監督】
 ヴィンセント・ミネリ、バスビー・バークレイあたりですがこれも複雑さの要因
 となり割愛

で、残り4本は、以下のように決定しました
(映画会社・公開年は適当な検索結果)
Commented by 門前小僧 at 2008-12-10 20:30 x
「トップ・ハット」(RKO/1935) 
これだけというより、RKOでのフレッド・アステアとジンジャー・ロジャー スもの。
ダンス・歌はもとより、70年以上前にして、この衣装・セット。いまも通用 するハイセンス。
キングコングを作った同じ映画会社の作品とは思えない。
作曲は、アーヴィング・バーリン
なお、アステア&ロジャースものの「コンチネンタル」は、たしかコール・ ポーター作曲。

「イースター・パレード」(MGM/1948)
フレッド・アステア+ジュディ・ガーランド+アーヴィング・バーリン
ジュディが大人になっていい感じ。
ペギー葉山が好きだったな、この主題歌。

「巴里のアメリカ人」(MGM/1951)
ガーシュインの音楽とエンディング前の長尺のダンシングシーンが目玉。堂々 のオスカー6本。
ミュージカル中のミュージカル。レスリー・キャロンがかわいかった。
ジーン・ケリー+ジョージ・ガーシュイン+ヴィンセント・ミネリ
ヴィンセント・ミネリ(=ジュディ・ガーランドの旦那=ライザ・ミネリの親 父)の最高傑作。

「雨に唄えば」(MGM/1952)
雨の中でのジーン・ケリーのダンスシーンはあまりにも有名。

Commented by 門前小僧 at 2008-12-10 20:31 x
【番外】
5本があまりに有名すぎるものだけになったので番外で...

「私を野球につれてって」(MGM/1949)
 バスビー・バークレイ+ジーン・ケリー+フランク・シナトラ+エスター・ウィリアムズ
 エスター・ウィリアムズは、水着でなかった記憶が...。たしか日本未公開。
 この主題歌が大リーグの休憩時間(?)のバックミュージックなのはご承知でしょ?
 あと、原田知世の「私をスキーにつれてって」の題名はこの映画のもじり。

「5つの銅貨」(パラマウント/1959)
挿入歌:「5つの銅貨」「ラグタイムの子守唄」をハモるダニー・ケイとスーザン・ウェルド(?)
が楽しい。
Commented by 門前小僧 at 2008-12-10 20:32 x
「メリー・ポピンズ」(ディズニー/1964)
お子様映画というより、よく出来たミュージカルと思います。
小学生の時お袋に連れられ見た記憶あり。おそらく最初のミュージカル体験作。
ジュリー・アンドリュースは、「サウンドオブ~」よりこちらのほうがすき。


「WIZ」(ユニバーサル/1978)
「オズの魔法使い」の現代黒人版。ドロシー役:ダイアナロス(!)→もうおばさんでした。
かかし役:マイケルジャクソン→大ブレーク前
年取ったリナ・ホーンがちょっとだけ出てます。
日本では、全くと言っていいほど流行らなかったけど、私は好きでしたね。とくに音楽。
クインシージョーンズ、「We Are The World」の数年前と記憶してます。
Commented by 門前小僧 at 2008-12-10 20:33 x
長々と失礼しました。
Commented by オンリー・ザ・ロンリー at 2008-12-14 18:52 x
nightlyさん、こんばんは。
一週間も更新されず、世にもアホなコメントも削除されず、海外旅行にでも?。エコノミー症候群がお嫌いだから旅行なんてありえーんならケリー高熱にうなされの日々?。
早めの回復をお祈り申し上げます~。
Commented by nightly at 2008-12-16 23:04
門前小僧さん、充実の心情吐露なコメント、ありがとうございます。ボクなどはミュージカルと言えば、実は以前はアステア&ロジャースしか眼中になかったのですが、随分許容範囲も広がり今は結構ミュージカル好きかもしれません。門前小僧さんのミュージカルへの思いの丈、了解させていただきました。ありがとうございました。
Commented by nightly at 2008-12-16 23:07
ロンリー先輩、恥ずかしながら高熱おやぢで更新もままなりませんでした。その結果が・・・むむむ。


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