1990年にイギリスでデビューしたシンガー・ソングライター、ビヴァリー・クレイヴン(1963〜)を知るようになったのはついこの間。何の予備知識もなくネットショッピングで手に入れたCDからだった。そのときは、すでにレコーディングから10年以上も経過していたにもかかわらず、新鮮な驚きと感動があった。その後セカンドアルバムを手に入れ、ますますビヴァリーの虜になった。
が、残念ながらその後の足取りがつかめない。伸びやかでテクニックに裏打ちされた声と、美しくエモーショナルなメロディを紡ぐ抜群のソングライティングの才能を買っていた僕としては、残念で仕方がない。