ジェーン・バーキンやギリアン・ヒルズが母国イギリスからフランスに渡り、フレンチポップスな歌手に成り果せたように、ヤンキー娘・エイプリル・マーチがアメリカでフレンチロリータを演じきったように、こちらのカンボジア生まれのヴェトナム人ティニー・ヨン様(1944〜)はヴェトナム戦争前夜、一家でフランスに亡命し、1961年から65年までの短い期間ではあったが、シルヴィ・バルタンやフランソワーズ・アルディ等と肩を並べるほどにフレンチ・ガールポップの王道を歩んだのだった。
1961年に映画「スージー・ウォンの世界」のテーマ曲をフランス語で歌ってレコード・デビューしたティニー、歌唱力に裏打ちされたきれいなフランス語の発音と明るく素直な歌声は、きっと永遠に不滅に違いない!・・・ってか?