音楽的な世代で言うとボクはフォーク世代と言うことになるのだろうか。1969年から1974年まで活動した「赤い鳥」は単純なフォーク・グループと言うくくりでは収まらないハイセンスなグループだった。当時は、実はもう一方の可愛い系の平山泰代さんのファンだった。新居(山本)潤子さんの方はその声質といい、おとなのオンナという感じで、敷居が高かったのかもしれない。
「赤い鳥」解散後、周知のように「ハイ・ファイ・セット」と「紙風船」に分かれる訳だが、ボクは音楽的には「ハイ・ファイ・セット」を支持していた。
さて、「赤い鳥」解散から四半世紀、山本潤子さん(1949〜)は相変わらず美しい声で、伸びやかにしかもゆとりを持って「赤い鳥」から「ハイ・ファイ・セット」にいたるヒット曲をセルフ・カバーしている。それぞれアレンジも秀逸です。