ゲルダ・タロー再降臨!・・・ゲルダの連帯のまなざしにボクは釘付けになったというお話。
先日、横浜美術館で開催中(3月24日まで)の『ロバート・キャパ/ゲルダ・タロー 二人の写真家』に行ってきた。
横浜美術館はボクの地元でもあり、広くてゆったりとしていて好きな美術館だが、今回のように小振りな写真プリントが300点近く並ぶと、すっかり見て回るのに相当体力(精神力もね)を消耗した。とは言うものの、勿論残ったのは心地よい疲労感だったけど・・・。
ゲルダ・タローと言うと、どうしてもロバート・キャパのパートナーという形容詞ですまされがちだったが、今回のロバート・キャパとの二人展というコンセプトで眺めてみると、戦場カメラマンとしてお互いに補完しあい、当初の架空の写真家ロバート・キャパを二人で作り上げていった過程が読み取れて興味深かった。
さて、事前にたまたま見ていた「NHKスペシャル 沢木耕太郎 推理ドキュメント運命の一枚~"戦場"写真 最大の謎に挑む~」もあって、いつになく熱心なボクではあったが、結果的に83点のゲルダの写真に魅入られた今回の写真展でありました。
と言うわけで、数少ないゲルダが写っている写真から彼女の人となりをイメージしてみると・・・

《カフェ・ドームのテラスにいるゲルダ・タローとロバート・キャパ、パリ》1935年、撮影:フレッド・スタイン

《共和国軍兵士とゲルダ・タロー、コルドバ戦線、スペイン》1936年、撮影:ロバート・キャパ

《タイプライターを打つゲルダ・タロー、パリ》1935年、撮影:フレッド・スタイン

無防備なゲルダの佇まいがなんともかあいい・・・

《犬を抱いたゲルダ・タロー、パリ》1935〜36年頃、撮影:ロバート・キャパ

フィラデルフィアの菓子メーカーが1938年に作ったチューインガムのカード
ゲルダ・タローの最期の模様・・・