久しぶりにリン・フレデリック(1954〜1994)降臨であります。出し物はかのイタリンホラーの鬼才ルチオ・フルチ監督の異色のロードムービーなマカロニウエスタン、「荒野の処刑(I quattro dell'apocalisse)」!
いかにもなタイトルだが、確かにそこそこの残酷シーンはあるものの、BGMは青春映画風な70年代ソフト・ロックだし、そもそも主人公のさすらいのギャンブラー(ファビオ・テスティ)はひげそり用のカミソリは愛用するもピストルは携帯せずといった按配の、肩透かしが面白い変な映画ではあります。
さて、肝心のリン嬢は身重の娼婦の役で、可憐なるも体当たりで汚れ役を演じているのであります!