動き回っている桂木洋子が観たくて、今すぐに観らる映画と言うことで選んだのが小津安二郎の「晩春」。笠智衆の父親と原節子の娘の両者の結婚を巡る物語である。と、それだけの内容をここまで淡々と描く小津は凄いのかも知れないが・・・、それにしてもなー・・・。ボクとしては原節子に対する特別な想いを持ち合わせてはいないので、ひたすら桂木洋子の出演場面を待って観た訳だが、彼女が出てきたのは父と娘が娘の結婚を前に京都へ旅をし、そこで旧交を温めた父親の友人(三島雅夫)の娘として登場する。そのシーンなんだが・・・。
[桂木洋子(Yoko Katsuragi)「醜聞〈スキャンダル〉」(1950年)]

左が桂木洋子。中央が三島雅夫。そして右が原節子である。

えっ!嘘でしょ!こんだけ?これって詐欺じゃないの?と、最後まで桂木洋子の正面を捉えることはなかったのだった・・・。