ハイスクールの女の子が大きな鏡の前で自分を映しながら踊っていると、突然鏡の中の自分の動きが食い違って・・・、鏡を間に二人が顔を見合わせて笑い出す、そんなオープニングだったと思うのだが・・・。昔は立派なテレビっこだったボクのお気に入りはアメリカのホームドラマ「パティ・デューク・ショー」(1963〜65)。パティ・デューク(1946〜)がパティ(吹き替えは懐かしの島かおり!)とアメリカにやって来たいとこのキャシーの二役を演じていて、オープニングはそんな二人が鏡に見立てたフレームを間にそれぞれ実像と虚像を踊るという設定だった。美女というタイプではないけどキュートで、ちょっと生意気で、中学時代のボクの密かなアイドルだった。このアルバムは「パティ・デューク・ショー」のテーマ曲や彼女のヒット曲「やさしくしてね」(1965)が入っていて、実態はないのだけど、当時の想い出のエキスが詰まっている。そう言えば、「ロード・オブ・ザ・リング」の陰の主役、サム役のショーン・アスティンはパティの息子なんだよねー・・・。
日本のシングル盤のジャケットにはこの写真が使われていた。多分「パティ・デューク・ショー」からのカットではないだろうか?