淡路恵子（Keiko Awaji）「続･若い季節」（1964）其の後半

映画のオープニングは“続”の文字が真っ赤に白抜きで現れ、続いて後楽園競輪場のグランドに整列した人々が動いて“若いきせつ”の人文字ができるのを空撮で捉えたなかなかダイナミックで凝ったもの。その後東京オリンピックを半年後に控えた東京都心の空撮が続いていくのでありました。
さて、クレジット上では当時売り出し中のナベプロの「スパーク3人娘」、中尾ミエ・園まり・伊東ゆかりが主演なれど、実質的には淡路恵子が演じたプランタン化粧品の女社長・棚尾けい子（名字の棚尾〈たなお〉は、その当時のダンナ、フィリピンの歌手、ビンボー・ダナオを捩ったそうですが・・・）の奮闘ぶりが描かれているのでありました。



［淡路恵子（あわじ・けいこ）「トコリの橋」（1954）］

［淡路恵子（あわじ・けいこ）「野良犬」（1949）］

［淡路恵子（Keiko Awaji）「続･若い季節」（1964）其の前半］