さて今宵は正真正銘のイギリスの魔女の登場。80年代UKポップスシーンに君臨したユーリズミックスのヴォーカリスト、アニー・レノックス(1954〜)のセカンドアルバム『メドゥーサ』でオスカー=ワイルドなワールドを堪能する。プロコル・ハルムの1967年のヒット曲「青い影」をはじめとする数々の名曲をアニー流に料理した、これは食べ応えのあるアルバム。で、アルバムを丸ごと賞味し尽くしたらデザートにコッポラの『ドラキュラ』のエンディングに流れたアニーの自作自演曲「Love Song For A Vampire」と『ロード・オブ・ザ・リング〜王の帰還』で同じくエンディングに使われた「Into The West」で口直し。うーむ、満足、満足!