夜ごとの美女

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2006年 01月 15日

フランソワーズ・ドルレアック(Francoise Dorleac)「柔らかい肌」(1963年)其の弐

1歳年下のカトリーヌ・ドヌーヴにとって姉のフランソワーズ・ドルレアックはコンプレックスの元であったと言う。妹の陰に対し姉は陽、あるいは静と動。二人が共演したジャック・ドゥミーの「ロシュフォールの恋人たち」(1966)では双子の姉妹を演じていたっけ。が、残念ながらフランソワーズ・ドルレアックは1967年カンヌ近郊で交通事故に遭い25歳の若さで亡くなった。
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ニコルとラシュネーの出逢い。
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ラシュネーが講演先のリスボンに到着すると記者たちが待ちかまえていて、何故かスチュワーデスのニコルと記念撮影!?
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偶然にもリスボンでの宿泊のホテルが一緒だった!
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このエレベーターの中での二人の視線による演技がこの映画のハイライト!
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お互いに惹かれあう二人・・・
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時のたつのも忘れて・・・
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ホテルに戻って・・・
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流石に大人の男女。ためらいもなくニコルの部屋へ入るラシュネー・・・。

by nightly | 2006-01-15 21:54 | 仏蘭西の女優 | Comments(9)
Commented by kugayama2005 at 2006-01-16 00:53
あの靴が外に出てるのは磨いてくれって意味なのかね?
Commented by kugayama2005 at 2006-01-16 21:45
でも何でニコルに惚れたんだい?
そこがよくわからない。だいいち大切な女との写真の引換券なんか粗末にしちゃいかん。
このオヤジは粗暴だ。
Commented by nightly at 2006-01-16 23:17
まさか土足厳禁という訳ではなさそうなので、きっと磨いておいてという意味でしょう!
Commented by nightly at 2006-01-16 23:22
ま、写真については、実はファインダーを覗いて好きな女をカメラに閉じこめることで一応完結しているのではなかろうか。
もちろん、このインテリおやじは最後に妻にライフルで撃たれても、同情する気にはなれません!
Commented by kugayama2005 at 2006-01-17 04:25
(1)女にはまめに電話をかけること・部屋には遠慮なく入ること、というのが教訓ですね。ちょっとだけリスボンの街(路面電車も)がみられたのはリスボンファンとしてはうれしかった。そして、ポルトガルでは靴を廊下に出せ。
(2)ところでフランス語の肌という言葉には、比喩的に人生という意味もあるらしい。柔らかいという言葉には、甘いという意味もあるらしい。ボクは柔らかい肌というのは、ニコールの肌が柔らかかったというのではなく「女というもの」のような意味合いだと思っていたけど、いまぼちぼち辞書ひいてみたところによると「甘い人生」という言葉が隠されている。このインテリ風オヤジは、TVで顔を売ってなにがしかの原稿や講演で相当な収入を得ているわけだ。しかしバルザックを語ろうが何を語ろうがその本質に触れているわけではなく、まさに典型的な現代の甘い人生を生きているのだろう。女はニコールであろうが最後に出てくる電話の女でもいいわけだ。そして女への接近の手続きと、乱雑な日常生活がないまぜになって、勝手に進んでいく。・・・でも最終的にはトリュフォーの巧みな話法にやられてしまった観が強い。ニコールはニコールでなく、タイプライターでもよかったのか?
Commented by kugayama2005 at 2006-01-17 04:25
(3)>ファインダーを覗いて好きな女をカメラに閉じこめることで一応完結しているのではなかろうか。なるほどなあ、キミもけっこう恐ろしいやつだね。女衒は女に惚れちゃいけねえな。
Commented by nightly at 2006-01-17 21:07
うひょっ!分析魔!!
ニコールはニコールでなく、タイプライターでもよかったのか?・・・けだし名言だねー・・・。
ニコンはニッコールでなく、カール・ツアイスでもよかったのか???
Commented by kugayama2005 at 2006-01-18 05:40
うん。だからトリュフォーはなかなか最後のところで好きになれないのかも。
ところであの銃はほんとにライフルかい。弾が大きいから散弾銃だと思っていたが。散弾銃で撃たれるというのはじつに悲惨でステキだと思っていたのだが。散弾銃じゃ即死はしまい。ライフルなら象でも撃つような大口径だけど、あの男にそんな趣味あったとは思えないし・・・。
Commented by nightly at 2006-01-19 23:40
細部にこだわる!でもこいつはライフルでなきゃ、お店が可哀相・・・。


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