映画「ジョアンナ」の主演女優ジュネヴィエーヴ・ウェイトから始まった連想ゲームの最後はやっぱりミシェル・フィリップス(1944〜)の唯一のソロ・アルバム「ヴィクティム・オブ・ロマンス」で締めようと、ラックの奥からレコードを取り出してみたもののレコードプレイヤーには針がなく、それ以前に、いつの間にか映画中心のリスニングルームのオーディオアンプはAVアンプに取って代わられ、つまり肝心のレコードが聴けない環境になっていたのである。で、諦め掛けていたら中古CD屋で偶然見つけてゲットしたのだった。
ミシェルは決して歌が上手い訳ではなく、その美貌ゆえ映画女優の道を賢明にも選んだ訳である。が、残念ながら女優としても作品に恵まれたとは言い難い。ま、そんなことは今はおいといて、かつてレコードを購入したときのドキドキ感を思い出しながら、アルバムを何度も聴き返している。
このアルバムのタイトル「ヴィクティム・オブ・ロマンス」やジャケットのアートワークが、彼女を棄てた夫ジョン・フィリップスの後妻に収まったジュネヴィエーヴ・ウェイトのアルバム「ロマンス・イズ・オン・ザ・ライス」に因縁めいた共通点が・・・って、考えすぎ!か?
[ジュネヴィエーヴ・ウェイト(Genevieve Waite)「ロマンス・イズ・オン・ザ・ライス」(1974年)]