1980年代のスットコドッコイなポップン・ガール、シンディ・ローパー(1953〜)の2003年制作のこのアルバムは、40年〜60年代のポップスやシャンソン、ジャズのスタンダードの名曲をちりばめた珠玉のカバーアルバム。1983年にソロ・デビューアルバム『She's So Unusual』を出した時、シンディはすでに30歳。長い下積み時代を過ごした苦労人で、ケバいメイクや衣装とは裏腹に、歌は抜群に上手くて、このデビューアルバムから4曲連続トップ5入りした。
アニマルズの「悲しき願い」やシャンソンの「バラ色の人生」、トニー・ベネットとの粋なデュエットを聴かせる「メイキン・フーピー」と、それぞれの名曲をシンディ流に料理するところはさすが!シンディもずいぶんいい女におなりだねー・・・。