夜ごとの美女

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2006年 07月 20日

シャンタル・ゴヤ(Chantal Goya)「男性・女性」(1966年)

シャンタル・ゴヤの歌はリアルタイムで聴いたが、九州の田舎で中学生だったボクは勿論ゴダールのこの映画を観るはずがない。マルクス??・・・コカ・コーラなんて飲んだこともなければ見たこともない。ベトナムで戦争が起こっているなどつゆ知らず、そう、007だけは親に内緒で我が故郷O市唯一の繁華街にある洋画のロードショー館「太陽館」で、クローディーヌ・オージェのメッシュな水着にくらくらしながら観た記憶がある。
1966年。我が松竹ヌーベルバーグ・大島渚氏は「白昼の通り魔」を撮り、同じく吉田喜重は「女のみづうみ」を、清順せんせは「けんかえれじい」、ミケランジェロ・アントニオーニは「欲望」、ブニュエルは「昼顔」、そしてトリュフォーは「華氏451」を撮った。いずれも観たのは20代になってからだ。
さて、ゴダール先生はボクの趣味ではないが、今観返すと、この映画は気恥ずかしいほど瑞々しい。シャンタル・ゴヤはかあいいし、演技のできない若い役者たちも、それを補ってあまりあるほど生き生きとしている。シャンタル・ゴヤが実際にレコーディングしているところや、主人公のポール(ジャン=ピエール・レオ)が本物の若いモデルにインタービューするところがとくに好きだ。



[シャンタル・ゴヤ(Chantal Goya)「ベスト」(1964~67年)]




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マドレーヌ(シャンタル・ゴヤ)が見つめる先には・・・
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おっと、B.B.が・・・
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このレコーディングシーンも含めて、この映画の中でシャンタル・ゴヤの歌が数曲、聴ける。
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by nightly | 2006-07-20 22:00 | 仏蘭西の歌手 | Comments(7)
Commented by mariko-sugita at 2006-07-21 02:43
*「昼顔」のドヌーブ!最初に観たときの衝撃は震度8だったわ!あぁ、憧れ過ぎて道を踏み外さなくてヨカッタ。ヨカッタ。
* BBはロジェ・ヴァディムとの生活で、家の中では一日中裸で過ごすように言われていた。・・・マネした訳ではないのですが、家の中で服を着る時間が長くなってから太りはじめた気がする。それに、夜 シルクのパジャマを着て寝るようになってから不眠症になったような気がするの。 なにしろウチは母子家庭なので女だけでしょ。父が厳しかった反動からか・・・ほとんど裸族だったんですよ。今は半裸ですけどね。
「華氏451」は、本を先に読んだの。私のゴチャゴチャと混濁した脳ミソに残る美しいSFのひとつ。
Commented by nightly at 2006-07-21 06:29
マリコさん、やっぱり道は踏み外してみるべきでしょう。特にこういう趣旨のばやい・・・。
それにしても、裸族か・・・、いいなー・・・、裸はやっぱ一番身体にいいんだよなー・・・・、もちろん精神にも・・・、そして今は、半裸ねー・・・、うっー、なんか脳ミソがゴチャゴチャ混濁してきた・・・・

因みにこういう映画はいつ頃(年齢ですが・・・)観たのですか?
Commented by mariko-sugita at 2006-07-21 07:01
高校受験のお勉強中でございま~す。
Commented by nightly at 2006-07-21 08:14
そいつは不良娘で、すばらしい!
そう言えば、映画館の学割欲しさに受験勉強のためと家人を欺いて、予備校に一応籍を置いていた浪人時代が懐かしい・・・、あれはボクにとって人生最大の純粋に無為そのものの夏休みだった。
Commented by kugayama2005 at 2006-07-21 09:16
裸族スギタ一家・・・きゃはは・・・お着物きますと太るざます・・・うぴ~。
BB・・・ここ笑った。仕事の打合せしてるだけ、本気で打合せしてたり。
打合せの相手は・・・ほら・・・有名なヒトだよね・・・名前忘れた・・・。

ベル・・・デ・・・ジュール・・・ね。ありゃ渋谷の文芸座かなんかで見たな。
Commented by kugayama2005 at 2006-07-21 09:54
>nightly
受験浪人していたのか!・・・うらやましい。今思えばボクも1浪していればシアワセなジンセイだったかもしれない。失敗した。・・・学校入ってなんかつまらんので東京を脱出しようというのが流行って、誰かが東北大学の編入試験があるから仙台に行こう、とか言い出して・・・ボクは仙台じゃ中途半端だから北大か琉球大学をねらったんだが、編入試験はなかったな。ははは。
Commented by nightly at 2006-07-21 23:16
文芸座は池袋だろ!
何を寝ボスケなことをお言いだい!?・・・自慢じゃあないが、二浪に留年、退学、復学とこの時期に人生のあらかたの辛酸をなめ尽くした、訳はないよなー・・・。


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