青春ジャズ娘こと辰巳柳太郎の娘にして、日本初の美人ジャズ・シンガーとしても一世を風靡した’50年代当時のアイドルスター(女優/歌手)、新倉美子が見事な長刀捌きで活躍する忍術時代劇のケッ作(?!)。同じ’55年制作の東宝映画「ゴジラの逆襲」に対抗すべく新東宝が贈る伝奇大忍術映画児雷也二部作の続編の方を先に紹介することにした。
新倉美子は1953〜6年の間に多くの映画に出演。この児雷也二部作は彼女の動くお姿を拝見できる数少ない歴史的価値を持った(?!)作品である。監督はかの加藤泰!登場するオロチやガマガエルやナメクジのチープさが今見返すととってもキュート!でも新倉美子の立ち回りも含めてチャンバラは結構いけてる。
因みに新倉美子さまは、現在はニューオータニの画廊のオーナーとして活躍されているそうである。
右はみゆき(新倉美子)の恋人遠山弓之助役の若き日の若山富三郎!驚いたことに、この新人時代から若山富三郎は若山富三郎そのものだった!?
なかなかの立ち回り、長刀捌きである。
見事に敵のクビを長刀で、ちょん!・・・うぷぷ。
めでたしめでたし!・・・な顔ね。