クラウディア・カルディナーレ（Claudia Cardinale）「刑事」（1959年）

アメリカのMM（マリリン・モンロー）、フランスのBB（ブリジット・バルドー）とくれば、イタリアのCCことクラウディア・カルディナーレ（1939〜）。リアルタイムで彼女の映画を観た記憶はないが、映画雑誌等のグラビアではよく目にした。そのころはもっぱら目鼻立ちのはっきりしたグラマーな女優という印象が強かったけど、こうしてピエトロ・ジェルミ監督主演の「刑事」を改めて観ると、可憐な美しさに圧倒される。
クラウディア・カルディナーレの美しさと、あまりにも有名な「アモーレ、アモーレ、アモーレ、アモーレ・ミオ」の哀切きわまりない主題歌が、もう頭から離れない。

ローマ郊外の金持ちが住むアパートに泥棒が入るところから物語は始まる。
クラウディア・カルディナーレはバンドゥッチ家の女中アスンティナ役。左が刑事役のピエトロ・ジェルミ。右はバンドゥッチ家の女主人役のエレオノラ・ロッシ＝ドラゴ。

犯人として疑われるアスンティナの婚約者ディオメーデ（ニーノ・カステルヌオーヴォ）。
取り調べを受ける二人。


そして新たな事件が・・・。バンドゥッチ家の女主人が殺害され、遺体を目にして気を失ったアスンティナ。