覚え書き
1981年から82年の1年弱、ボクはMというキモノのナショナルチェーンの、そのころ吉祥寺にあった本社の販売促進課で、広告宣伝や販促ツールの制作の仕事をしていた。
ある日、広告の出稿があって、広告代理店の営業が打ち合わせに来たというので受付に行ったらいつもの営業のおじさんではなく、若い女性が待っていた。初めてということで名刺の交換をし、さて仕事の話をしようと思って彼女をその時まじまじと見たら、誰かに似てると、思わず「栗田ひろみに似てるって言われませんか?」と、口にしたのだった。が、彼女はそれには答えず、不思議な笑みだけを残して帰っていった。
その後いつもの営業のおじさんが現れた時に、馬鹿なことを言ってしまったとその経緯を説明すると、「本人ですよ」と言う思いがけない返事が返ってきたのだった。
その後二度と彼女に会うことはなかったが、やはり何かサムシングエルスが彼女にはあったよなー、と、時々その四半世紀も昔の刹那を思い出す。