レイチェル・ワイズ（Rachel Weisz）「ナイロビの蜂」（2005）

映画「ナイロビの蜂」でレイチェル・ワイズ（1970/03/07〜）が演じた外交官夫人・テッサはボクの理想の女性像だ。美しく、強くて優しい女・・・、常に問題意識を持って活きる女・・・。レイチェル・ワイズはそんなテッサにリアルな肉付けをしてくれたボクの理想の女優でもある。
ベルトルッチの『魅せられて』（1995）からずっと彼女に魅せられてきたボクとしては、この映画でのアカデミー助演女優賞受賞は喜ばしい限りである。
さて、ジョン・ル・カレの原作によるこの映画は、久しぶりに、映画がこの世界の悪意に満ちた現実を告発する力を失ってはいないことを示してくれた。


外交官ジャスティン（レイフ・ファインズ）が妻テッサの姿を最後に見たナイロビの飛行場のシーンから映画は始まる。

ジャスティンとテッサの出逢いのシーン。



出逢ってすぐに惹かれ合った二人は・・・

こうなっちゃう、訳ね！

外交官ジャスティンの駐在先アフリカへの同行を望むテッサがとった手段は・・・？！

夫の駐在先ナイロビで妊娠したテッサだったが・・・



















妻テッサの死の真相を追って、ジャスティンがたどり着いたのは、恐るべき真相と、深く大きな妻の愛だった・・・。

ジャスティンが最期にとった行動は、ボクにあらためて“人間としての尊厳とは？”を考えさせてくれた。