それまでJAZZ一辺倒だった僕が、70年代後半あたりからロックやポップスを積極的に聴くようになったのは、当時レコードジャケットのデザインを仕事にしていたことと、仕事場が渋谷にあって、近くに輸入レコード屋のシスコがあったせいだ。昼休みになると食事もそこそこにシスコに出向き、欧米の最新のレコードジャケットの斬新なデザインに感心したり嫉妬したりしたものだった。
リビー・タイタスのこのレコードもノーマン・シーフの白黒のポートレイトと藤色のタイトルロゴに惹かれて購入した。お子様のロックではなく大人のそれ、所謂AORというやつですか?!ちょっと鼻にかかった声が気持ちよくて、懐かしさとともに今でも愛聴盤である。中でも一番ジャズっぽく歌っている「KANSAS CITY」が、一番好き。
ところで、ドナルド・フェイゲンとはまだ夫婦なんだろうか?