バルネ・ウィランの『パリス・ドリーム』など、一連のジャケットに使われていたドローイングの作者マリー・ムーアが今宵の美女。実はその当時のバルネ・ウィランの恋人だったようでこのアルバムも当然バルネ・ウィランのプロデュースによるもの。どちらかと言えばヘタヘタな彼女のヴォーカルだが、バルネとの情交を想わせる二人のやりとりは勝手にしなさいと言いながら、ついつい付き合わされてしまう変な磁力がある。
バルネ亡き後もLaurent Chambert(♂)と「Rose Et Noire」というユニットを組んで活動しているらしい。