『洋画の中の日本(日系)の美女⑦』
今宵の美女は、パリで生まれパリで亡くなった日本人女優谷洋子(1928〜1999)。パリ大学に在学中マルセル・カルネに見いだされてフランス映画に出演し、東洋のエキゾチックな美女として人気を博し、その後国際女優として各国の映画に出演するようになる。
さて今回紹介する映画「バレン」は、ハリウッドを追われた異端児ニコラス・レイがヨーロッパ資本で撮ったカナダ・エスキモー人(イヌイット)の生活・風習を綴った異色作。主人公のエスキモー人イヌクをアンソニー・クイン、その妻アジャクを谷洋子が演じ、ピーター・オトゥールがカナダ人の警官役で出演している。因みに日本語タイトルの「バレン」はバレンランド、つまり不毛の地の意味で、原題は「The Savage Innocents(野蛮で無邪気な人々)」。